放課後めんたる倶楽部

めんたるな日々を綴ります。日記、エッセイ、イラストなどなど

絶望と希望

人生は所詮運だ
人間はただの現象体に過ぎない
それならば、生きる意味とは?
虚無に呑み込まれる
しかし人間如きの脳みそでは
「本当の真実」などわかるはずがない
自由意思があるかどうか以前に
1+1が本当に2なのかすら証明できない
そうとしか認識できないように脳が作られているだけかもしれない
あるいはそういう現象しか起きない狭い世界に閉じ込められているかもしれない
その「結局何もわからない」ということこそが、絶望であり、すなわち希望である
つまりバカでいいというより、バカな方がいい
幸い人間は全知全能の神ではない
夢をみて踊り続けることができる幸せな生き物である

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木原龍一さんに似てるって言われませんか?

「木原龍一さんに似てるって言われませんか? りくりゅうペアの」

この前いった画材屋で、店員のおばちゃんが窺うような目つきでたずねてきた。

僕はなんとなく木原さんの顔に思いいたっていたが、

「いやないです。知らないですね」

と感心もないふりで手を横に振った。

家に帰ってすぐに木原龍一さんについて調べあげ、期待していた通り爽やかイケメンとして人気があることがわかった。

途端に気分は氷上を舞う如きにルンルンとなった。

ガルちゃんなどのサイトで検索して、どれだけ好評を得ているか根掘り葉掘り調べ味わおうとした。

鏡よ鏡よ鏡さんではないが、チャットGPTに木原龍一さんに似ている男についてどう思われるか語らせて一人悦に浸った。

それから登録しているマチアプのプロフィール欄に「木原龍一さんに似てると言われます」などと書いておけば、暗示効果でもって女が喰いついてくるかもしれないと思いついた。

しかしそこでふと気がついた。

本物の木原さんは、そんな爽やかさのカケラもことを企んだりしないだろうと。

あえなくせっかくのルンルン気分も尻餅をついたようにおしゃかとなった。

【絵コント】イタい歯医者さん

受け付けの壁に「ここはラーメン屋かよ⁈」と見紛うばかりのホワイトニングした芸能人の写真入り色紙が掛けられている

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待合室のテレビには、院長の子供が描いた「歯のポスター」のスライドショーが延々と映し出されている

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キッズスペースの玩具にまじってなぜか中世ヨーロッパの抜歯器具みたいなのが転がっており、すでに子供たちが号泣している

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「痛かったら手を挙げてヤ・メ・テって伝えてね」と無駄に手旗信号を教えられる

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頭上のライトがスナックにある様なミラーボール。
傍で腰掛けた歯科助手がギターみたいなバカでかい歯ブラシを抱えて、「痛いの痛いのとんでいけ〜」とバラードを歌いかけてくる

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給水機の横に飲み放題のティーバッグが置いてある。
が、吐き出した血まみれのアールグレイを見てげんなりする‥

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治療が佳境に入ると、興奮した歯科助手がディープキスして唾液を吸い取ってくる。
さらに抑えが効かず、チクビドリルまで口に捩じ込んでくる始末

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「これからは甘いものばかり食べ過ぎちゃダメだよ」と院長先生から注意されたが、詰められた仮歯を見たらハイチュウだった‥

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おしまい。

 

 

【日記】手のひらに蚊が止まった

蚊が手のひらに止まった。

賢い僕はとっさに機転を利かせて、指先の筋肉まで目一杯力をこめてパーに開くと、まんまと蚊を押し留めることに成功した。

「はっはっは。これで引っこ抜けまい。知は力なのだ」

しかし、してやったりと満足したのも束の間。

「あれ。よく考えたら手のひらなんだから両手で叩いてしまうか握り潰してしまえば無駄に吸われなくて済んだんじゃないか‥」

僕はポリポリと頭をかきながら痒み止めクリームを取りに行った。

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【コラム】メンタルトレーニングに「言い訳バトル」なんてどうでしょう!?

サッカーワールドカップの試合を見ていてふと思ったのは、一流のスポーツ選手は試合後のインタビューもとても上手だなということである。

特に負けた後でも、次につなげるポジティブな思考への変換には感心させられる。

勝負の世界では、やられてただ反省ばかりしていても戦えないのだろう。

 

そこでこれはメンタルスキルとして使えれば面白いのではないかと、またバカなことを思いついた。

ずばり、「言い訳バトル」なんてゲームにするのはどうだろうか。

その名の通り、いかに「いい言い訳」ができるかの勝負である。

プレイヤーは、テストで悪い点をとる、試合に負ける、遅刻するなどといった、失敗したシチュエーションに立ってから互いの言い訳を並べ立てる。

確かビブリオバトルでは同じ本を読んでそれを魅力的に紹介できた方が勝ちだったと思うが、そんな風に、ベラベラと失敗の言い訳をまくし立てて、みんなにどっちに納得させられたかを判定してもらうのだ。


日本ではよく「言い訳をするな」と教育される。

でもそれがいき過ぎて、自己否定や自己卑下の癖が強くなってしまっている人も少なくないと思う。

そのせいで自信をなくし、強いメンタルを育みにくくなっているところはないだろうか。

また、「失敗を恐れ過ぎる」といわれるのも、言い訳という逃げ道を許されてないからというのもあるのではないか。

自分を必要以上に責めない、かと言って相手のことを貶したりもしない。

そんなしぶとく美しく生き残るための「言い訳のセンス」をもっていてもよいのではないだろうか、と思ったりした次第である。


PS.決してサッカー選手の敗戦コメントを「言い訳だ」なんて思ってるわけではありません(^◇^;)

(という言い訳を残してまた今度笑)

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【日記】夫婦紫陽花

我が家の玄関前には、青色と桃色の二種類の紫陽花が左右に咲き乱れている。

紫陽花は土壌の性質で花の色が変わると聞いたことがあるが、すぐ両隣で土質に違いがあるとも思えない。

僕はなにか不思議で霊験的なものを感じて、その紫陽花を夫婦岩ならぬ夫婦紫陽花と名付けることにした。

しかしその矢先である。

家族で車で出掛ける際に、車庫の斜め前に生い茂った紫陽花に父親がブチギレた。

「紫陽花が邪魔でいっちょん前が見えらせん。車が走って来たらぶつかってしまうわい。あんだけ言っちょるのに早よ切ってしまえ」

「なに言いよるかね。今が一番きれいな時なのに。もし切ったらあんたが植えた生姜全部引っこ抜いてやるけんね」

母親も負けじと応戦する。

でんでん虫の歌ではないが、今にも槍も角も飛び出してきそうな勢いである。

僕はあんまりやかましくて目眩がしてくるのを感じた。

どうやら紫陽花の毒に当たったらしい。

 

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【日記】崖っぷちミニトマト

ホームセンターでたまたま見かけたミニトマトを育てている。

最初は枝葉が伸びきるままほったらかしていたのだが、母に「ミニトマトは挿し枝して増やさな」と教えられ、試してみることにした。

しかし、せっかくならと欲張って花壇の斜面にまで植えたのが誤算だった。

斜めだからジョウロで水をやっても土に染み込まずにそのまま流れてしまうのだ。

しなしなとへたった短い枝葉を見て、僕はなんだかやるせない気持ちになった。

「がんばれ、崖っぷちミニトマト」

そう名付けて以後、とても他人事とは思えない気持ちになり、甲斐甲斐しく世話をするようになった。

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