今日は、就労継続支援B型作業所の通所日ではなかったので昼間から読書をしていました。(サボりじゃないです)
その本が興味深くて、ひきこもりで悩んでいる方の助けになると思ったので紹介したいと思います。
書名はズバリ『社会的ひきこもり』(斉藤環 著)です。
20年以上前に書かれて2020年に改訂版がでたので読んでみました。
この精神科医の著者はひきこもり研究の第一人者として長く活躍されているようです。
(最近問題になっている無理やり引き出して収容する悪徳業者が書いた本とかじゃないので安心してください)
内容は端的に言うと、非常に的確でひきこもりの心理をよく理解されていると思います。
ひきこもりになるまでの経緯と通院し始めてからの心理的変化など、なるほど当てはまるところがあるなと思いながら読みました。
この本を読むことで、ひきこもりの皆さんは自己理解を深めることができると思います。自己理解は次の一歩を踏み出す力になると思います。
他にいいなと思ったところは、
治療的アプローチについて書かれていて、通院治療による将来への希望が持てると感じました。
また、社会学的側面からひきこもりが増加している原因を説得力のある理論で分析しており、自分がダメだからこんな状況になっているんだと考えてしまう方にとっては、外部の影響によるところが多分にあるのだと、いい意味で自分のせいにせず冷静に判断することができるようになると思います。(自分をいじめるのはあっちのプレイだけで十分♥)
ぜひ一読してみてください。